ハーレーをお持ちの方にとってバイクの改造は醍醐味の一つです。パーツを自分好みにするだけでなく、ビジュアルもかっこ良くしたいと思う方も多いでしょう。特にフレームはバイクの骨格ともいうべき部分なので、錆が目立ったりするのは嫌ですよね。せっかくならフレームを塗装して、いつまでもかっこ良いハーレーに乗りましょう。
フレーム塗装はお店に頼むと、小型のものでも30,000円前後する場合があります。大型では50,000円を超えるケースもあるため、可能なら自分で塗装してみるのもいいでしょう。
自分で塗装する場合は下準備が大切です。そのためにまず、塗料が密着するようにフレームを研磨しましょう。それが終わったら、脱脂シャンプーなどを使用して脱脂作業を行います。フレームには油分が付着しているため、これを落とさないと塗装がきちんと密着しません。
この後にエアブローなどのエアガンでしっかりホコリを払い落とし、プラサフと呼ばれる下塗り材を吹きかけます。これを耐水ペーパーで水研ぎ研磨し、もう一度脱脂作業を行い、塗装面を優しく拭いてください。ここまで準備してついに塗装ができます。
塗装には缶スプレーを使用する方が多いです。缶スプレーはフレームから20〜30cm程度離し、吹きかけすぎないように注意しながら何度も重ね塗りしていきます。しっかり乾いたら再び脱脂作業を行い、ウレタンクリア塗装をしましょう。これを塗装することで新車のように仕上がりにすることが可能です。ただしウレタンクリア塗装は、乾燥するまで時間がかかるので数日は様子を見ましょう。
このように自分で塗装する場合には多少の手間がかかります。ですが、手間をかけたぶんだけハーレーへの愛着も増えていきますし、より大切にしたい気持ちも大きくなるでしょう。ハーレーの塗装は焦らず時間をかけることが大切です。
じっくり丁寧に取り組めば自分好みのデザインにすることも可能なので、ぜひ一度チャレンジしてみましょう。